【おかいさん】って知ってますか?
おかいさん(茶粥)の思い出。
和歌山ではお粥のことを「おかいさん」と言います。
夏休みに田舎へ帰ると、お婆ちゃんがおかいさんを炊いて、蚊取り線香をつけて、寝間を敷いて待ってくれていました
和歌山のおかいさんは、ほうじ茶や番茶で炊いて、具にさつまいもとか入れる事もあって、冷蔵庫でキンキンに冷やして、南高梅や金山寺味噌、紀の川漬けなんかと一緒に食べます。
お婆ちゃんのおかいさんはその定番と違って、押し麦と麦茶パックで作ります。
蒸し暑いこの季節になると、お婆ちゃんのおかいさんが恋しくなって、作ります
固〜い木綿豆腐ときゅうりのトントン、
鶏肉の塩焼きなんかと一緒にサラサラ〜っと食べていました。
独特の和歌山弁を聞くと、めちゃくちゃ親近感が湧きます。大阪の堺あたりからイントネーションが混じってきて、時々高山でも話してると「紀南のご出身ですか?」と聞いてしまいます(笑
店主も実はこの暑さにやられていまして、
涼しくなってくる夕方あたりから調子を取り戻します
なかなかマイナーなメニューですが、
カニコロが終わったらお出ししようと
思います。
キンキンに冷やしたおかいさん、
食欲のない方にもオススメです。